ブログの文体について考えていた
ここのところ、ブログの文体について迷っています。
前回のブログはレポートっぽく書いて見たかったので「である調」にしてみました。効果は……まあよくわかりません。なんとなく体験レポートっぽくなったかなとは思いますが、はたしてこれでいいのかどうか。慣れてない文体でしたので、書き上げるための時間は倍増しましたし。
書く時間の方は自分の問題なのでどうでも良いのですが、読んでくださる方にとっては、どのような文章が一番読みやすいのでしょう。今までは、なんとなく文字を並べるようにブログを書いてきたんですよね。そうすると、この「ですます調」になるわけです。
この文体が、私の書きやすい文体なのです。でも、読んでる人にとってはどうなのかなぁ、と気にしてしまった時から、キーボードを打つ手が進まなくなりました。
この記事も、最初は「である調」で書いていたりします。
でも読み返すと、やっぱりなにか硬い気がして、書きなおしました。ううん、難しい。
所詮は公開日記帳、そんなに訪問者がいるわけでも無いのですが、公開する以上はできるだけ良い文章にしたいですからねぇ。
こういう時は、人の文章を参考にしてみるのも手かもしれません。そう思った私は、手持ちのエッセイ集をひっくり返してみました。いやーエッセイなんて最近ずっと読んでないから出てくる本が古い。
東海林さだお、影山民生、北杜夫、田辺聖子あたりのエッセイがたくさん見つかりましたので、とりあえず目をとおしてみることに。
東海林さだおは自虐ネタが多く、景山民夫は炎上ネタが多いかな-なんて感じで、今のブログに当てはめたらどんなスタイルになるか想像しながら読みふけり、当初の目的はすっかり忘れたまま2日間を過ごしてしまいました。
恩田陸が書いていたエッセイがとてもおもしろかったんだよな、なんて思い出したので、蔵書を探しだし、結局見つからないまま2時間を無駄にしたりもしました。
いろいろ考えたのですが、最後は、書きやすいように書きながら、読みにくくないか毎回しっかり推敲すればいいかな、と開き直ることにしました。書いていく中で気づくことも多いでしょうし、考え方も変わってきます。そもそもきちんとブログを付けて見ようなんて思わなければ、文章を書く機会すらほとんどありませんでしたから、まずは書くこと自体を大事にしていきます。