まいにち右往左往

日記です。興味の範囲がバラバラで統一性がない日記です。だんだん備忘録っぽくなってきました。

外食 塩尻市 正和食堂

私は普段から人と外食、特に飲みに行くということをほとんどしていない。社会的引きこもりだ。だからチェーン店以外の飲食店については、地元のお店もほとんど知らない。
社会人になってもう何年か経つので、さすがに少し改善しようと思い、どこかのお店に行く機会があれば積極的に行こうと決意した。

幸い、私の職場は飲み会が盛んである。今まで避けることが多かったが(アルコールが苦手)これからは積極的に参加していこうと思っている。特に、地元の人しか行かないようなお店がいい。普段入らないようなお店では、新たな発見がいろいろありそうだ。


と、ここまで書いたはいいものの、一人で食べ歩くのも気が重い。さて続きをどうしようかと二週間くらい止まっていたのが、先日この内容にピッタリの飲み会のお誘いがきた。そこで、1店目に塩尻市の正和食堂へ行くこととした。そもそも塩尻の街は栄えているとは言い難いが、この食堂はその中でも飲食店が多い通りから離れたところに位置している。


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一人でいる時にここを見かけたとしても、入れるかどうか自信がない。

 

今回はメニューから注文するのではなく、お店におまかせで用意をしてもらった。何を頼むか悩む時間がなくなってしまったのは少しさみしいが、見方を変えれば食べることだけに集中できるということである。初心者にはちょうどいいだろう。

 

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お店に入ると、座敷の机の上には湯豆腐の鍋が用意されていた。実はこれがこの歳にして、湯豆腐初挑戦となった。そもそも、豆腐をそんなに好まないので、豆腐をお湯に入れて温めたものを食べようと思ったことがない。そんなに期待もせず、薬味と白だしをかけて口に入れる。

 


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「思ったよりもおいしい!」

失礼な表現だが、素直にそう思った。箸でしっかりつまめるプルプルの豆腐で、口の中に入れるとちゃんとだし以外の味がした。きっと豆腐そのものも美味しいのだろう。ただわざわざ食べに行こうとか、注文してまで食べようとか、湯豆腐に次回出会った時も思うかどうかわからないが、豆腐という食べ物も悪くなかった。お店にお任せしたことで、さっそく新しい発見となった。

 

その後、湯豆腐と一緒に出ていたなめこおろしともつ煮をつつきながら、次の料理を待つ。しかしここのなめこ、柄が長い。なめこといえば、柄が短くてずんぐりむっくりした形しか知らなかったので、これもまた新鮮だ。でも味はとても普通。


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ついでにちびちびとビールと日本酒を飲む。美味しさがわからない……。お酒の味だけは、わかるまでに相当時間がかかりそうだ。

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続いて、エビフライと山賊焼きが出てきた。エビフライはさっくり揚がっているので、頭からかぶりついてみた。香ばしい。歯ごたえもサクサクとしていて、頭から尻尾まで、残す所なくおいしく食べれてしまった。やはりエビを食べるなら、揚げるのが一番である。何しろ殻がついていてもそのまま食べれるのだ。
しかし、改めて見れば見るほどエビは虫っぽい形をしている。細い足がたくさん付いているのも見ようによってはグロテスクだ。でも全然嫌じゃない。美味しければ姿形なんてそのうち慣れるものなんだな、と妙な納得をしながら食べすすむ。

 


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山賊焼きは塩尻市松本市周辺で売出中の鳥のもも肉を挙げたものだ。にんにくがよく効いている。辛子と塩がついてきたので、辛子を塗りたくって食べる。油っぽいけど美味しい。片栗粉で揚げているので、衣の食感はザクザクである。この時だけは、ダイエットを忘れて無心でかぶりついた。油で唇と指がテカテカになったが、そういうのもまたいい雰囲気だ。山賊焼きはもも肉が一枚、そのまま揚がっているので食べごたえは十分だった。いや、十分すぎた。

 

だんだんとこのあたりからお腹が苦しくなってきた。料理も最後の締めとなり、チャーハンが出てきた。感想は、覚えていない。


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少しずつ飲んでいたビールとお酒がまわり、「たぶん美味しかった」という曖昧な感想しかない。記憶が飛んだわけではないのだが、味をしっかり覚えるキャパシティがなくなってしまったようだ。ちなみにビールと日本酒をそれぞれコップとおちょこに一杯ずつでこのざまである。


翌日は普通に仕事だったのだが、お昼くらいまで調子がでなかった。やはり私にお酒の席はまだ早いのかもしれない。 次からは烏龍茶で参加したいと思う。