春のマラソン大会と花粉症とドーピング
ついに能登和倉万葉の里マラソン大会まで後一週間。
体調管理には気をつけているので、今のところ調子に問題はまったくありません。
日中の温度もだいぶ上がってきましたので、本番はとても気持ちよく走れそうです。
ただあの花粉だけはなんとかならいものでしょうか。
暖かくなるとともに立ちはだかるスギ花粉。
あれのおかげで春は毎年つらい思いをしていました。
毎年病院で複数の薬をもらい、それでも防ぎきれずにマスクで物理的にカットすることで、なんとか生き延びています。
でもマラソン大会でマスクは息苦しくて、していられません。
そうなると、強めの薬を飲むか、薬を飲む量を増やすか、どちらかの手段で花粉を封じ込める必要があります。
幸い、今使っている薬でも量を増やせばマスク無しでの生活ができます。もちろん、主治医に確認をとった範囲での増量ですが。
今使っている薬は3種類。
毎日定期的に飲むことで反応を抑えられるアレグラ。これは抗アレルギー剤で、弱い薬ということもありあまり効果を感じません。ないよりはマシ、なのでしょうか。
そしてゼスラン。こちらは抗ヒスタミン剤で、若干の眠気が出てきます。でも比較的よく効くので本番前に少し量を増やしたいところです。
しかしゼスランは効き始めるまで少しのラグがあります。そこで使っているのが漢方の小青竜湯です。こちらは効き目は短いものの、飲んですぐに効果が出るため、ゼスランが効き始めるまでの間に飲んでいます。
この漢方薬はずっと飲んでいますが、あまり成分を気にしたことがありませんでした。ふとした気まぐれで成分を調べてみたところ、麻黄というものが主成分のようです。
調べたところで、何か変わるかというと、普段でしたら単に自分の知識欲を満たすだけでなにも変わりません。
ところが、今回は検索結果にドーピングに関連するページが表示されていました。
結果から言うと、麻黄に含まれている成分は興奮剤としてドーピング指定されている、というものです。ただし、体内の代謝は比較的早いようなので3日もすれば成分は抜けると考えられそうです。
今回の大会、もちろん一般参加です。ドーピングの検査なんてありませんし、そんな検査の対象になるような結果を残せるはずもありません。
ですが、目標を考えると、結局のところいかに自分のタイムを短くしていけるか、自分との戦いなのです。
その戦いの結果が、薬物の影響で変わってしまってもいいものかどうか。
薬の影響は少ないとは思っています。
ですが自分がそれに納得できるかというと、できない気もするのです。
知らなければ飲んで走っていたでしょう。それも普段より多めの量を。
せっかくなので、今回は小青竜湯は飲まずに、他の薬でアレルギーを抑えながら参加しようと思います。