まいにち右往左往

日記です。興味の範囲がバラバラで統一性がない日記です。だんだん備忘録っぽくなってきました。

長野県の特産ソフトクリーム

以前、バッタソフトというものが話題になりましたが、覚えている方はいるでしょうか?

週末、諏訪のボート乗り場によってみたところ、ソフトクリームを売っているのが目につきました。よく見ると、メニューにバッタソフトの文字が。バッタだけではなく、ざざむし、はちのこ、蚕のさなぎ、なんていうトッピングもあります。一度は食べてみなければいけないなーという無駄な義務感に襲われ、ついつい注文してしまいました。

バッタアイスだけではどうにもさみしいので、長野県らしい「あきばえ」(リンゴの品種です)と「そば」味のソフトクリームを一緒に注文します。付き合ってくれる友達と一緒でよかった。

 

頼んでからほどなく、バッタソフトがでてきました。ソフトクリームに、バッタの佃煮をぶっ刺してあります。このセンスはあまりいいとは言えません。とりあえず、目立てばいいんだろう、的な印象です。


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ソフトクリームの味は普通。バッタ……というかイナゴですね、長野県民的には。イナゴの佃煮は形こそあれですが、味は佃煮です。醤油と砂糖の味が強くて目をつぶればなんだかわからないレベルです。
考えてみれば、バッタなんて形としては食べやすい部類なのではないでしょうか。足も6本ですし。エビなんてあれですよ、ワシャワシャと足がついていて先入観なく見るととても食べれる気がしいません。殻をむいたところで、出てくるのは幼虫みたいな身ですしね。茹でると赤く縞模様が浮かび上がるというのもグロテスクです。そんなわけで、エビが食べれる方はバッタも食べれます。

 

さて頼んだ3本の内2本目、あきばえは少しシャーベット状のソフトクリームでした。


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一口目からさわやかな香りが広がります。少し甘酸っぱく、普通に美味しいです。美味しいのですが、まあ普通。これぞ長野県!というインパクトにはだいぶ欠けています。

 

そして真打3本目、そばソフト。


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これは最高でした。口に入れた瞬間は何の味かわかりません。なにかもやもやます。口の中から消えたとき、ほんとにすばらしいそばの香りが鼻を抜けます。言われないと何の香りかわからないかもしれませんが、まぎれもなく本物のそばの香りでした。その香りは、ソフトクリームの味とも喧嘩していませんし、まさに長野県ならではのソフトクリームと言えるでしょう。これと肩を並べることができるのは、安曇野のわさびソフトかなぁ。

 

とにかく蕎麦味はとても美味しかったので、買ってみる価値ありの一品でした。